[TRPG]鮭の森でふぁるこん狩り

今日もまたワーウルフ:ジ・アポカリプスのプレイヤー。
サークルの若手がこのシステムに慣れたいからとセッションを立てた・・・・・・が、何故かプレイヤー4人中3人がW:tAのST*1経験者(しかも、みんなコンベンションでもSTやってるし)。
まるで面接会場のような緊張感の中、ゲームの説明は続けられていく・・・・・・。


で、今回はカナダの「鮭の森」のケルン*2が舞台。
「鮭の森」のケルンは海洋漁業を生業にしているものが多く、グラスウォーカー*3が最新鋭の船と魚群探査機(さすがに海の中までは自慢の鼻もきかねぇや)を駆使して鮭やさまざまな魚を獲ったりしている。
其処に訪れた若きガルゥ(人狼)たちは、ケルンの網元*4から、移動の霊宝を作るために精霊を捕まえてくるように頼まれた。

グレイビースト(♂、?歳)

生まれ:忌腹、宿月:アーローン(戦士)、部族:ボーン・ノア
忌み嫌われる畸形の子として生まれたグレイビーストは子供の頃からケルンの者達に虐げられてきた。そして、ガルゥとしての最初の変身を迎えたグレイビーストは自分を区別することも差別することもなかった、ボーン・ノアの部族に入ることを選んだ……たとえ嘲られようとも、いつの日か、この力で見返してやることを誓って。
片腕が萎びている畸形を持つ。

デスペラード・ワン(♂、42歳)

生まれ:人腹、宿月:ラガバッシュ(トリックスター)、部族:グラスウォーカー
彼には愛するものがいた。しかし、その愛は禁じられたものであった……何故なら、二人は互いにガルゥ同士であり、その間に生まれる禁忌の子は畸形の忌腹となるはずであったのだから。しかし、いくらガルゥ社会で禁じられていても、二人は愛し合っていたのだ。
しかし、その関係は唐突に終わった。彼女が人間の手によって命を奪われたから。
そして、彼は名を捨てた。ガルゥを狩るデッドマンズハンドと呼ばれる人間たち‥‥‥彼らに自分たちの行いの愚かさを、その血を以って教え込ませるために、彼は復讐者デスペラード・ワンとなったのだ。

大塚ハルキ(♂、25歳)

生まれ:人腹、宿月:ガリアルド(詠い手)、部族:フィアナ
彼は生来、旅と祭りが好きで、その好きが高じて今では旅行関連のガイド&ライターとして、このカナダで生活している。
この地を彼はとても気に入っている。酒が美味くて、自然が多く、港町ならではの活気もある、そして、ともに戦う仲間がいる‥‥‥後は美しい女性とのロマンスがあれば言うことがないが。

スヴェトラーナ(♀、16歳)

生まれ:人腹、宿月:フィロドクス(調停者)、部族:シルバーファング
誇り高きシルバーファングの名家に生まれた彼女は、その家の名を負うのにふさわしい存在になるために、あえて家の庇護を抜け、ロシアから遠く離れたカナダまで修行の旅に来ている。
頼れるものは己の知識と技と、古くより家に伝わる銀の短剣「絶ゆえぬ炎」のみ(‥‥‥後は金色のクレジットカード)。この苦難の道を彼女はその強い意志で乗り越えようとしているのだ。

セッションの概略

「鮭の森」ケルンはその大漁を祝う宴で盛り上がっていた。
鮭の鍋や燻製を囲んで、酒を酌み交わし、みな歌い踊り騒いでいる。
その宴から少しはなれたところで寂しく鮭の皮や骨や頭を使って闇鍋を煮ているグレイビースト。其処に話しかけるスヴェトラーナだが(本人は優しくと思っていても)傲慢で癇に障る言葉にグレイビーストは不快な思いをする。
大塚がみなに酒を進めて回ったり、デスペラートとスヴェトラーナが些細なことで口論になり、いいようにあしらわれてしまい顔を真っ赤にして涙目になるスヴェトラーナをあわてて慰めるデスペラート‥‥‥などということがあるうちに、このケルンの網元と船長が霊宝を作るために精霊をつれてくる役目を受けるものを募り始める。
その役目に名乗りを上げたのはまずグレイビースト、そして大塚とデスペラード、遅れてスヴェトラーナの4人であった。


そして4人は影界*5に旅立つ。
スヴェトラーナが服を影界に持ち込む儀式を覚えておらず、恥ずかしいので狼の姿に変身したままでいるとか、移動を早くするために狼の姿で全員行くことを提案するものの、それは片腕がないグレイビーストにとって都合が悪いことに途中で気づいてしまい、とても気まずくなるなどのことはあったものの、ミミズクの精霊と出会い、梟の精霊の謎かけに答え、隼の精霊の協力を仰ぐことができ、目的は達成されました‥‥‥めでたしめでたし。

反省

‥‥‥なんというか、起承結? そんな印象。
いいカンジのシナリオ考えるんだから、STにはもう少し頑張って欲しい、そう思いました。
けど、宴の中や旅立つところで他のPCと言い合ったりするところは楽しかったなぁ‥‥‥やっぱりW:tAの裏テーマは「仲良くケンカしな」だね。敵の前までは自分の信念をぶつけ合ってケンカして、いったん敵や障害が現れると協力して立ち向かう‥‥‥この口プロレスが楽しいんだようなぁ。


後は‥‥‥持ちキャラが萌えキャラ化してしまった‥‥‥なんか最近は僕のPCはクソキャラか萌えキャラの両極端化が激しい‥‥‥反省しないと。もっとTRPGは広がりのあるゲームのはずなんだorz

*1:ST=ストーリーテラー。他のTRPGにおけるゲームマスターだと思えばよい

*2:わーうるふの聖地にして、メイジたちの魔力源・・・・・・という、なかなかいやらしい設定。

*3:現代社会に適応している人狼の部族。機械や企業や株式や銃やハイテクとかが好き

*4:この「鮭の森」ケルンにおける衛族長の呼び名。他にも船長や漁協長などがいるらしい

*5:現実世界に鏡写しである、精霊たちが住む世界