ヤングベアーと31年目のプレイボール

今日は僕が所属しているTRPGサークルの新人コンベンション・・・まあ、分かりやすく言うと、今年入った新人会員のお披露目発表会といったところか。
そう、喩えるなら新日本プロレスにおけるカールゴッチ杯かヤングライオン杯、旧全日のあすなろ杯・・・そういえばNoahは若手対象のリーグ戦とかやらないのかなあ、若いうちのシングル経験は大事だと思うのになぁ・・・であるといえよう! その、ヤングライオンやヤングマグマならぬ当会の・・・北海道なら熊かキタキツネかなあ・・・ヤングベアー*1たちの戦いが、今日繰り広げられるというわけだ!
其処で僕はいうなればNoahにおける百田対永源のように、ベテランの前座というか、新人だけでは対応できないお客さんの数に対する予備*2として、昨日突然、準備を求められた・・・が、この雨だと、そんな数は来ないなと気楽な気分になった。


気楽になるとシナリオのネタが浮かんでくる。
今日、僕が準備していたのはダブルクロス2nd。現代世界で、ウィルスのために超能力に目覚めてしまった者たちが、その力を悪用する者&暴走してしまった者から、自分たちの大事な人や日常を護るために戦うという、ライトノベルやLaLa系の少女漫画やアメコミ好きにはたまんねぇ(かも知れない)TRPGです。
まず最初に思い浮かんだのはMMO世界に取り込まれる「ロストエデン」というステージ*3を舞台にしたシナリオ。
ただ、ファンタジーをやっても意味が無いので、MMO世界から脱出しようというシナリオを作ろうとしたのだが・・・龍達の住む島から最後の竜が旅立ち、其処にプリズナ*4が集まってくる。彼らはこの世界から脱出するために天に届く梯子を作り始めるが、その後ろには様々なたくらみが隠れていた・・・ダブルクロス2ndシナリオ「Awakening」・・・そして彼らは今、目覚めようとする・・・ごめんなさい、物は投げないでくださいorz
このシナリオでクライマックスにM:tAwのマスタースクリーンを取り出して、自己満足しようと考えていただけなんです。


で、さすがにこれはまずいので次に考えたのが・・・
レネゲイドウィルス・・・このウィルスは人に常識を超える力を与える・・・しかし、その力を得ることによって夢を諦めなくてはならなかった者もいた・・・31年前、少年はその球団の活躍に憧れ、夢を抱き始めた。そして夢は実り、遂に一軍への登録を受け、川崎球場の通路を一歩、一歩進む途中、あの男たちが夢を、遮った。「・・・君はレネゲイドウィルスによる能力者だということが判明した。今後、君はわが組織の管理下におかれる。・・・残念ながら、目立つような行為は謹んで欲しい」そして、彼は全てを失った。・・・しかし、他にも夢を諦めた者はいる・・・平和や秩序や正義という名の下に夢を諦めた者はその後の人生をどう生きればいいのか・・・そして、彼は復讐を決意した・・・ダブルクロス2ndシナリオ「31年目のプレーボール」・・・浜風に乗って、歓声が響き渡る。
ああ、ごめんなさい・・・だけど今日から日本シリーズなんで、ついorz


まあ、そんな(ネタシナリオで非難を受けるという)心配は杞憂に終わって、僕の出番は無し。
それでも新人の卓は全部立って、大きな失敗も無いようでよかった、よかった。
あとは、2週間後の第二回(新人が多かったので今年は二回に分けているのです)が上手くいくかどうかだ・・・。まあ、なるようになるさ。

*1:そんな名称に釣られるかクマーAA略

*2:正確に言うと予備の予備の予備。20人以上お客が来ないと出番は無い

*3:ダブルクロスの世界におけるシナリオの特殊背景。ロストエデンのほかにも平安時代や能力者にあふれる閉鎖都市デモンズシティなどがある

*4:MMO世界に囚われてしまった能力者たち