Wednesday Morning,3.am

台風が来るとワクワクしてしまう。
直撃がほとんど無い北東北出身、北海道在住ゆえの余裕だろうか、雨の音も風の音も神経を高ぶらせてしまう。
結局、寝つけぬ深夜。色々と考えたり、必死に目を瞑ったり。……あきらめてベットから起きて、軽く本を読んだり、音楽聴いたり、テレビを見たり。やっと明け方に疲れ果てて、眠りにつく。
 
少し寝過ごし昼少し前に目を覚ますと、外はたいしたこと無く、昼過ぎには普通に出掛けられる。
期待が大きいのに、肩透かし喰らうとちょっと寂しくなる。まあ、不謹慎な期待など外れるのが一番だけど。
風が涼しくなったから、それでよしとするか。

今日見たモノ読んだモノ

読書

  1. 『動物という文化』(日高敏隆講談社学術文庫)

マンガ

  1. マリア様がみてる 4』(長沢智、マーガレットコミックス)
  2. まんがタイムきららCarat vol.14』(芳文社)

アニメ

  1. 極上生徒会
  2. 創聖のアクエリオン

『動物という文化』は実はお気に入りの一冊で今まで何度も読み返している。
この本は(主に非脊椎)動物のカタチについて書いている。この本で言う「文化」は、動物の消化・循環をつかさどる体の形のパターンと生態の事を示しているのだ。
このカタチと、何故この形なのかという理由が実に面白い。普段町で見掛ける動物(大抵は虫か脊椎動物である)とは違った、生き物……カイメン、イソギンチャク、プラナリア、ワムシ、ホヤ……などのカタチと構造を見せられると少年の好奇心がムクムクと頭をもたげて起き出してくる。
けど、この感覚って、動物好きって言うよりも、車や戦艦の構造と機能を知った興奮に似ている……だから、男の子はメカと昆虫が好きなのかなぁ?
 
マリア様がみてる』のマンガ版について……人によって好き嫌いはあるだろうけど、ちゃんと少女漫画になっているので僕は好き。
小説一冊をコミックス一冊でやってるので、やっぱり少々駆け足なところはあるが、アニメ版とは違って取捨選択が巧くいっているので、単なるダイジェスト*1ではなく、ちゃんとした作品として読めると思う。
第4巻はお正月を舞台に、学園外の日常に近い姿をみせる「長き夜の」と、生徒会選挙を通して姉妹愛*2のカタチを描く「ロサ・カニーナ」の二本立て。それぞれ味わいが違って、お得ですよ。
ちなみに絵柄は一時期の妙な癖がでてた頃からは落ち着いているので、個人的には悪くないですな*3
まんがタイムきららCarat』、今号はやけに最終回と次回最終回が多い。まあ、月刊化したのでリニューアルを狙っているのだろうし、この業界は次々と絵の上手い新人が入ってくるから新陳代謝が早いから……だと思うけど、同人上がりの新人は四コマが下手でネタのバリエーションがない奴が多いから、微妙……今回終った「ヒメプリハニィ」はちゃんと読んでたからなぁ。
とりあえず面白かったのは「ひだまりスケッチ」「ひめくらす」「くうくうばくばく」「H・R」「火星ロボ大決戦!」……むう、意外と多い。他も悪くないし、実はCaratって面白い!?……まあ、飽くまでも萌え系四コマとしての話ですけど。
 
で、あいかわらず、まる音の後に観ている二つ。『極上』はシリアスの方がキャラやテーマが描けてマシだけど……やっぱり、パンチが弱い。とりあえず、らんぶるろーず。
アクエリオン』はよくあるダイエット話。けど訳の分からない終わり方だったなぁ。
この2作品、それぞれニュアンスは違うけど、これからどうするんだろう、どっちに進むんだろうという疑問が生じてしまう……もう半分行ってんでしょ?

*1:アニメ版マリみてはヒドイ回だと、いうなれば、スポーツニュースを見て野球の試合を観たというようなモノになってしまっている。風情も情感もない

*2:&横恋慕

*3:下手に今風(by三沢社長)なモノより、これくらいの少女漫画の方が落ち着いて見てられる気がするです